【竹細工を長くお使いいただくために】
戸隠竹細工は天然素材を活用しているため、年月とともに色合いの変化があり、長く手元に置くほど愛着を感じることができます。
使用後の保管は通気性の良い状態を保持し、カビの発生に注意してください。

・洗うときはささくれを防ぐために、編み目に沿って洗ってください。（お湯洗い・水洗いOK）
・洗ったあとは、ふちなどを傷めないよう、流し台などに叩きつけ水を切ることはしないでください。
・直射日光に当てると紫外線により竹がもろくなったり色が褪せる為、陰干しでよく乾燥させてください。
・ふちは一番乾きにくい部分のため、干すときは下にせず網等の上で平に表をだして下側に風が通るよう干すのがおすすめです。
・天然の竹を使用していますので、トゲなどに気をつけてお使いください。

【伝統工芸　戸隠竹細工とは】
戸隠竹細工は、江戸時代の初め頃から地域の人たちの生活の中に始まり、雪に覆われた戸隠の冬の手仕事として、代々、その技術が継承されてきました。
現在は約30人の職人がその技術を継承しています。
材料は標高1000メートル以上の戸隠の山の中に自生する、希少な“根曲がり竹（チシマザサ）”を使います。
天然の素材（根曲り竹）だけを使用し、材料の採取・加工から仕上げまで、一貫して一人の職人による手仕事（手作業）で進められています。
戸隠竹細工は使いやすさや丈夫さ、網目の美しさに根強い人気があり、その機能美と堅牢さを認める、地元そば店店主をはじめとした愛用者が大勢います。